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【第9回】鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜 [がんと鍼灸]

辛かった脱毛(カテゴリー:髪のこと)

乳がん治療において、特に辛かったこと、
それは髪が抜けることでした。本当にイヤでした。
私が使用した「パクリタキセル」というタキサン系の薬は脱毛を阻止できない薬で、どうしても避けて通れないものでした。

「化学療法=脱毛」
という図式しか思い描かなかった私は、病気のことより髪が抜けることの方が一大事でした。「髪が抜けるなら抗がん剤はしたくない。ウィッグも絶対にイヤだ」と主治医や家族に言って困らせました。
それでもいつか「なぜあの時、抗がん剤をしなかったんだろう」と思う時が来ては遅いと思い、覚悟して化学療法を開始しました。

「投薬から約16日〜20日で脱毛が始まります」という医師の説明は本当に正確で、きっちり16日目からパラパラと髪が抜け始めた時には「本当に自分はがん患者なのだ」と実感し、涙が止まりませんでした。

髪が抜け始めた頃、田舎に住む母が私を訪ねて来ました。
家族の前では気丈に涙を見せないつもりでいましたが、髪が抜け始めた頃、さすがに精神的に落ち込み、母の前で泣きました。

シャワーを浴びるとどっと抜けるのでお風呂に入れない。
お風呂上がりのドライヤーは恐怖そのもので、一回で髪全てが抜けてしまうのではないかと思うほど。抜け始めてから髪がなくなるまで、数日ほどであっという間でした。
(※個人差があります。私の友人は同じ病気をして投薬が終わるまで半分くらい残ったそう)

私の髪に対する執着はかなりのもので、それについては随時触れていきますが、今の私が言えるアドバイスとしては、もし髪が抜けることを理由に化学療法に戸惑いがある方がいらっしゃるとすれば、「髪は工夫すればウィッグとわからないほど自然なスタイルにできるし、バレない」ということと「髪は必ず生えてくる」ということを力強く伝えたいです。
そしてその頭皮にもまた、鍼灸はパワーを発揮する!!のです。

つづく



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【第8回】鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜 [がんと鍼灸]

人の不幸は蜜の味:悪夢の夫婦篇③(カテゴリー:人間関係)

職場の事務職のおばさまとそのパートナーに、餌食にされていた私。
水に関しては、キッチンとお風呂と洗面所の水回りすべてに特別な「浄水器」を取り付けろ!とのこと。総額50万円。

健康食品は椎茸のナントカエキス1ヶ月5万円と、ローヤルゼリー1ヶ月3万円。
さすがに困ったなと思いながら話を聞くだけ聞かされて帰りましたが、ひどい疲労感でした。「今だけこのお金を出して、エキスやらを飲めば治るのかな」と心が動いたのは確かです。死ぬくらいならお金を出してもいいかもしれない、と一瞬思いました。
精神的にはボロボロに弱っているのです。仕方なかったと思います。

翌日会社に行き、仲の良い同僚にそのことを話しました。
すると皆が憤慨し「あのおばさん、頭おかしいんじゃない!?もう2度とRさんを呼び出さないでほしいと言うから!!」と言ってくれたのですが、職場で顔をあわせるだけにバツが悪いので、話を大きくしないようにと頼み、沈黙と我慢の日々が続きました。

おばさまのパートナーからは毎日のようにLINEが来ました。
「健康食品は早く買った方がいい。そうじゃないとこうしている今もあんたのがんは進行しているんだぞ」と。

「健康食品を売ってくれるナントカさんを紹介します。ナントカさんにはあなたの電話番号を教えました。電話がかかって来ると思うのでよろしくお願いします」と。
その後、そのナントカさんから何度も留守電が入っていました。
「いつ買いますか?もう発送の準備ができています。お支払いは振込でお願いします、いつ振り込めますか?」などなど。最後はお金の話ばかりです。

浄水器も、健康食品も、私が買えばそのおばさまとパートナーは仲介料をもらえたのでしょう。
「買いません。ごめんなさい」と、パートナーにお断りの連絡をしたところ、カエルのキャラクターが怒った顔で「バツ」と両手でジェスチャーしたスタンプがひとつ来ました。そのスタンプ、今でも鮮明に思い出します。

まもなくして、運よく(?)おばさまの派遣の契約が終了。
それから一切連絡はなくなり、縁が切れました。
病気になったら、優しい顔をして近づいてくる人がいます。結構意外な人物です。
お金と命を天秤にかけて売りつけられます。
病気になったら、そんな人物に気をつけてください。



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【第7回】鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜 [がんと鍼灸]

人の不幸は蜜の味:悪夢の夫婦篇②(カテゴリー:人間関係)

当時、働いていた職場にいた事務職のおばさまについて。
私の顔色の悪さに気づかれ、おばさまに呼ばれて出向いたN駅。
高級な外車で連れていかれた先は、「気功師の家」でした。
おばさまのパートナーは「俺が尊敬している気功師だよ。この人に任せたら絶対にがんを消すから」と。

そこでいわゆる「人の家」の小部屋に入り、おばさまと一緒に気功を受けることに。
作務衣を着たおじいちゃんのような先生に、素手で患部に手を当てられ(胸だったので苦痛でしたが、それも治療のため我慢)、1時間近く全身ひと通り手を当てられて終了。
何をされたのかはわかりませんでしたが、その後の体のだるさは異常なほどぐったりでした。

その帰り、「食事をしよう」と、おばさまとパートナーとご飯へ。
「あんたね。がんなんかお金があれば治るんだよ。あんたがまず考えなきゃいけないのは水。どうせペットボトルの水でも飲んでるんだろ。あんなの毒だぞ。
でも水道の水もダメ。俺が言ってるのは、風呂の水も歯磨きする水も飲む水も全部変えろ、ってこと。わかる?

今から50万円用意しな。なけりゃ家族がいるだろ?お金借りなよ。50万あれば病気なんか治るんだよ。手術なんかしなくていいし、抗がん剤もしなくていいんだよ。

あんた、胸がなくなったら女として終わりだぜ?わかるだろ?手術するなよ。抗がん剤も猛毒だってこと、わかってないんだろ?頭の悪い奴は医者の通りに治療して抗がん剤で早死にするんだよ」と。

畳み掛けられた言葉の数々。今思い出しても吐き気のする内容です。
そして
「水をかえたら椎茸のエキスを飲むんだよ。あとはローヤルゼリーね」と言って取り出したチラシ。椎茸のなんとかエキス1箱1ヶ月5万円。ローヤルゼリー3万円。「1ヶ月8万円かかるけど、胸がなくなるよりいいだろ?」と。

そんな話をしている間、横にいたおばさま。ずっとニコニコと、「そうよ、それがいいわ。絶対に治るから。さすが、私のパートナーだわっ!」と高らかに言いました。


つづく


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気温差に要注意 [最近の健康模様]

こんにちは。青山です。

このところ涼しい日が続いています。
ちょっと寒いなと思い気温を見ると25度。
冬だったら25度だと暑く感じるのに、
この時期だと寒く感じることもあります。

20度の気温になれていると、25度は暑く感じ、
30度の気温になれていると、25度は寒く感じる。
体は気温差を感じるものなんだなと、実感します。


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【第6回】鍼灸と乳がん治療〜かかりつけ鍼灸師とのがん治療〜 [がんと鍼灸]

人の不幸は蜜の味:悪夢の夫婦篇①(カテゴリー:人間関係)

当時、働いていた職場には事務職の女性がいました。
派遣で勤務していたその女性はいつも午後に出社し、自分の仕事を淡々とこなして5時には退社するというリズムで、積極的に誰かと会話したり、ランチに誘い合って出かけるようなキャラではなく、寡黙でどちらかと地味で、それでも優しくて品の良いおばさまでした。

私は仕事上、毎日そのおばさまに依頼をしたりすることがあったのですが、ちょうど病気を告知されて不安定な頃でした。仕事のことで話しかけたところ
「なんかここ数日とても顔色が悪いんだけど。私、ピンと来たわ。病気でしょ?」と。
年の功なのか何なのか。
いつもは寡黙なのに、饒舌に私に話しかけて来ました。

少しでも油断すれば涙が出るような心境にいた私は、そのおばさまの一言でしゃがみこんでその場で泣き、事情を話してしまいました。
「Rさん、LINE教えてちょうだい。私、味方になるわ」そう言って、帰ったおばさま。
その夜に来た内容が以下。

「Rさん、今日は失礼かと思いながら、いろいろなことを聞いてしまい、失礼しました。
私はRさんのことを歳の離れた妹のように思っています。だからこそ治るまで見守らせていただけませんか?今週末、お時間いただけますでしょうか。10時にN駅に来てください」とのこと。
藁にでもすがる思いでその週末N駅に行ったのです。

すると、N駅で現れたおばさまは高級そうな外車の助手席からサングラスをかけて登場しました。いつもの職場で見るおばさまとのギャップに少々動揺していると「意気揚々とさぁ、乗ってちょうだい」と。

その車には「私のパートナーなの」と紹介された自分の父親と同じくらいの歳の男性が乗っていました。「こんにちは」と言うと私の顔を見て一言「ほんとだ。あんた、がんになりそうな顔してるわ!」と言われたその違和感。

健康な精神状態であれば「もうすでに何かおかしい」と思うでしょう。
今の私なら、いつもと様子の違うおばさまと、そのパートナーと名乗るおじさんの態度を見てすぐに立ち去る勇気があります。
でもその時はなかったのです。

つづく。


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